自分の本当にしたいことが分からず悩んでいる方へ~自分探しの旅が絶対NGな理由~
こんにちは、ひろのぶです。
災害が起こった時や慈善活動の一環で、ある地域に物資や募金、生活必需品を届ける活動が、ニュースになったりします。
様々な地域に自らが赴いて、できる限りの手助けをしようというものですね。
いつか、僕自身も自己満足ではなく何かの活動に参加できたら良いなと思うことがあります。
あなたはこういった活動をどんな風に思いますか?
慈善活動ではありませんが、ワーキングホリデーのように世界各地を旅するというのも、昔からよくある活動の一つです。
参加者の旅の資金が少なくて済む代わりに、現地の仕事に一部従事するという形でまかなっているのですね。
特に、大学生や社会人になって日が浅い若者に参加者が多い印象ですが、年齢や経験問わず、様々な方が参加するもののようです。
その経験を提供している団体も、大小様々、多くあるようです。
語学学習のため、
現地の文化を学ぶため、
これまで交流のなかった人と関わるため、
日常に嫌気がさして飛び出ていく人
....などなど
多様な理由で参加しますが、この理由の中に、
自分の人生の意味を問い直したい
自分自身の本当の姿を発見したい
なるものを目的として参加する人もいます。
ただ、これは徒労に終わってしまうことがほとんどです。
自分探しの旅は絶対NG
旅では解答は見つけられない
このことについて、
『今自分がしていることは本当にしたいことではない。これからは、自分の本当にしたいことに取り組んでいきたい』というお話を聞くことがあるので、僕らはどうしていくべきなのかシェアしていきます。
「自分探し」とは、
未だ自分も知らない"自分"を発見したい
"自分の可能性"を見つけたい
"自分の本心の欲求"を見つめたい
当らずとも遠からず、こういったものでしょう。
ある分野で成功し名を上げた人も、引退後、旅に出るということは昔からあることですし、旅とはいかなくとも、その時の仕事や地位を捨てて海外の地方都市で一時活動をするという人のエピソードを、一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
アメリカのラスベガスに拠点を持つ、
アパレル通販会社ザッポスの創業者
故トニー・シェイ
彼は生前、ザッポス創業前に経営していたリンクエクスチェンジという会社を、苦痛になったという理由で突然売却し、自分の本当に情熱を注げるものを新たに探したそうです。
その後、ザッポスの創業に至ります。
このエピソードだけを切り取ってみると、「情熱」を基準に、そのことに全てを注ぐことが良いように見えます。
たしかに、その通りです。
僕もそのようにできたらと、いつも思っています。
しかし、このエピソードは、自分探しの旅とは関係がありません。
ところが、こういったエピソードから、
情熱が必要
⇒情熱を注げるものが必要
⇒情熱を注げるものを探さなくてはいけない
⇒自分探しの旅が大切だ
⇒情熱探しの旅に出よう
このように考えてしまう場合も少なくありません。
ただ、どんなビジネスやスキルも、それを達成したり獲得するに至る動機があるものです。
そして、
動機は自分のこれまでの経験や感情から生まれます。
Amazonの創業者ジェフリー・プレストン・ベゾスは「顧客第一主義」を掲げ、経営していますが、これは彼の経験と感情によるものです。
つまり、経験や感情といった動機(=情熱)に関わるものを、
実際の「取扱商品数最大」「物流の効率化」といった具体的な形に乗せているということです。
日常生活の些細な例で言えば、
『なぜか分からないけど、プラモデルやPC作りが楽しくてたまらない』といったものが挙げられたりします。
これは、『情熱を注げるものを探したい』ということから始めたわけではなく、
『やってみたら、いつの間にか情熱を注いでいた』というもの。
要は、順番が逆なのです。
「情熱を注げるものを探す⇒見つける」のではなく、
「取り組む⇒情熱を注げるのだと分かる」という流れ。
情熱を注げるものが分かるというのは、
これまでの経験で楽しかったことや嬉しかったこと、幸せを感じたことを
思い出したり捉え直してみるだけ
で、見えてきたりします。
すでに自分の中に解答はあるはずなのに、
自分のこれまでの経験や感情の中を検索せずに、
いくら解答を外に求めても見つかるはずはありません。
起業家には、脱サラ、学生起業などプロセスは関係なく、起業後の方が充実しているという人がほとんどです。
そして、『その仕事をずっと前から想定していたか?』と問われると、そうではないと答える人がかなり多いです。
つまり、多くの成功している起業家は、
どんな形で情熱を注いで仕事をするのか、常に試行錯誤をしているということ。
自分の「大事にすべきこと」だけは初めにあって、具体的な業務内容は後からついてきているということです。
もちろん、それまでに『こんなサービスがあったら良いな』というような、経験からくる分析があったのかもしれませんし、
試行錯誤を積んだ末の「自分にもできそうな商品やサービス」というものが、創業前にある程度分かっていたのかもしれません。
知人の起業家は、初めは言われるがままに取り組んでいたビジネスを、独立後も続けています。
彼女は、情熱とやり甲斐を持って今も続けています。
初めは情熱も何も抱いていなかった作業を、今では情熱をもって行っているのです。
こういったプロセスが、ほとんどのケースです。
例外は、稀だからこそ、感動エピソードとして話されるのです。
その知人の起業家が、初めから『情熱が湧かないからやらない』と言っていたら、彼女に成功はなかったはずです。
前述の故トニー・シェイも、「情熱探し」ではなく、「顧客や社員を幸福にしたい」という想いが先行していたと言われています。
そして、
たまたま「幸福にする」手段が靴の通信販売という職種であったというだけ。
ザッポス社員の自己紹介で、社員自身は自分たちのことを
『ザッポスは、たまたま靴の販売をしているサービスカンパニーです』と話していたというのも有名なエピソードです。
靴を愛しているからではなく、彼の場合は、顧客と社員を愛していたのです。
これを、「情熱を注げる靴」という自分探しをしていたら、あのような会社は決して生まれなかったに違いありません。
自分のしたいことを外に探すのは絶対NG
外をいくら探しても解答は見つけられない
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その高い意識を、
あとは具体的なビジネスや実践に移していくだけです。
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今回も、ここまでお読みくださって誠にありがとうございます。
あなたがこれまで情熱を注いだものは何ですか?
どんな経験をもう一度しながら人生を送っていきたいですか?
それでは、また次回のブログをお待ちくださいね!
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