もし、スキル=収入増だと思っているなら爆死します
昨今、プログラミングスキルが流行っていたり、動画編集技術に注目が集まっていたりします。
一昔前では、英語コーチングや脳科学に基づいた学習法も、広告をよく目にしていました。
流行り廃れがある中で、真反対に、
プログラミングスクール出身者は使いものにならない
といった流行りに対する反発も出ています。
実際、会社の業務を行うにあたって、
プログラミングスクール出身者だろうが、
動画編集スクール出身者だろうが、
どんなバックグラウンドを持つ方でも、一概に会社にとって有益か否かは言い切れません。
結局、その人と会社次第です。
会社に、教育にあてられる十分な人材がいれば問題ありませんし、
プログラミングスクール出身者でも、そのスクールで初めて学ぶのか、実は幼い頃からPCを触っていたのか、全くその人次第です。
何も断言できるものはありません。
ただ、
スキルを使って 独立や起業を考える
この場合には
成功か失敗かを
決定的に分ける基準がある
ので、お話したいと思います。
これから、どういったスキルや資格であれ、目指している方は、是非ご参考になさってください。
スキル=収入
が成り立つのは
業界実績アリの場合か
社内評価の時だけ
『スキルが活かせる』というのは、
基本的に活かす場所があって初めて成立します。
もちろん、全くの異業種転職などでも好条件で成立する場合はありますが、
それこそ、その人次第です。
(人柄や会社の諸事情のため)
スキルがあり、それが収入に結びつくためには、
そのスキルが
どう収益に結びついているのか?
を明確にさせている必要があります。
転職をされる場合も、志望者自身で認識している必要があるんですね。
転職のためにスキルを身につけるのであれば、
そのスキルが企業にとって、
なぜ必要なのか?
転職後の社内での具体的な仕事内容と
会社にとっての収益化ポイントは?
という点をはっきり分かっている必要があります。
人材不足という理由で必要という場合も、もちろん、それはそれでしっかりとした理由です。
人材不足の背景や今後の業務量や業務環境を推測する良い材料になります。
人材不足が理由でない場合も、多くのケースでは
即戦力としての可能性が評価されているはずです。
(もちろん、企業理念との親和性もあります)
対して、
起業、独立のためにスキルを身につける場合は少し視点が変わってきます。
変な言い方かもしれませんが、お客さんの立場から考えると、
買うか買わないかを決めるのに
バックグラウンドや実績は関係無い
のが実情です。
経歴や経験は、
花屋さんが太陽電池のエネルギー会社を立ち上げる
とか
広告会社から洋食屋さんを開く
といった極端な方向転換の場合には必要となるかもしれませんが、
「その人にとって見知ったもの」であれば、関係は無いという意味です。
あまりにも方向の違う業種で起業を考えるには、
学ぶべきことも、起業の前に経験すべきこともあるからです。
この極端な例は、経営者目線での理由です。
ただ、
これまでの経歴や実績が関係無いというのは、お客さんからの目線で言えることです。
では、転職等と違い、起業や独立では何が必要なのかお話していきます。
どんなに知識や経験値
スキルがあっても✘
起業の方法と経営を
学ばないと
これまでの人生を
活かすことができない
もし、起業や独立ということを考えていらっしゃる方は、
この点を絶対学ぶことが大切です。
もっとも多い誤解の一つは
良い商品やサービスは売れるはずだ
という考えです。
良い商品やサービス持っていても、お客さんに知ってもらう方法を始め、経営の仕方を知らなければ、 商品やサービスを知ってももらえず、提供すらできないままになってしまいます。
もう一つ、これと似た事実で、
会社での成績や評価は使えない
ということがあります。
具体的に数字やデータとして提示できる実体験は、
社内成績○○年度最優秀賞
△△という、みなさんがご存知の商品開発を担当
等といった場合ですね。
この時に必要になるのは
誰でも知っている
=自分のことを知らないお客さんがすぐに実感の湧くこと
という条件です。
どんなに優れた経験や評価を得てきたとしても、
○○会社でNo.1と言われたところで、お客さんはピンときません。
お客さんにピンとこないというのは、ある種、無いものと同じだと考えていいです。
むしろ、無いものと考えた方が、経営する側も、1から学ぶ気になれて良いです。
同時に、ここに
これまでの経歴や実績が無くても良い理由があります。
大切なのは、
あなたが提供する価値が
お客さんに届くかどうか
詳しく、経歴や実績が関係ない理由をお話していきます。
たとえば、
初めて見るカフェに入ったのは
どんな理由があったのか?
を考えてみるとシンプルです。
スターバックスを考えるまでもありませんが、
初めてのカフェに入るのには
●ゆっくりできそう
●お店の雰囲気が好ましい
●wifiやPC電源など設備が便利
●美味しそうなおすすめサンドイッチがある
●店員さんの接客がとても良い
…etc
様々な理由から、そのお店を利用します。
場合によっては、再度利用することもあるかもしれません。
ちなみにですが、
スターバックスは、
スターバックスという空間自体をブランディングとして確立している点が評価されたりします。
コーヒーではなく、スターバックスというブランドが提供している事自体が、お客さんにとっての価値を生み出しているのです。
ディズニーも同じです。
さて、
先ほどの初めてのお店に入る理由を思い出してみると、
店頭のどこにも、
経営者の過去の経歴や前職の実績など無い
ということが分かると思います。
店主と仲良くなり、偶然過去を知り得るということはあっても、お店の広告や暖簾に、前職のキャリアや業務実績など見かけることはありません。
たとえ、もし前職が飲食店だとしても、です。
(飲食店のコンサルタント、であれば見かけることはあると思いますが)
お客さんにとって、
今の自分の助けになるのかな?
これから、どんな良いことがあるのかな?
こういったことが大切なのです。
一言で言うと、
これまでの経歴は全く関係ない
のです。
会社員の方で、中々新しい環境へ踏み出せない方や結果の出ない方は、
会社員の頃の実績と、昔の会社で評価された質の高い商品とが結びついて、
今のお客さんにとって何ができるか?
を忘れてしまっているケースが多いです。
初めて目にするカフェに入ったのは、その噂を聞いたからでもなく、無料体験をしたわけでもありません。
これからカフェで良いものをもらえる
と思ったからです。
もちろん、食品だけでなく、リラックスできる時間といった無形のものも、良いと思ったから入ったのです。
裏を返せば、
これまで、
あなたがどんな経歴を経てようが
自分の起業したい業種で実績が無かろうが
お客さんにとって有益であれば仕事になる
のです。
それに、起業したての頃はある意味、実績ゼロの方が圧倒的に多いです。
起業して間もないのに、その立場として実績をお話しできるわけありませんよね?
だからこそ、起業したての頃は、
これまでの経歴や実績・経験
これらがどうお客さんの利益になるのか?
を考えて行くことが重要で、
自分の商品やサービスをお客さん目線で作成していく ことが、何より大切になります。
ビジネスを始めようと思ったのですから、
全くのド素人でも、知識や経験が無いわけでもないと思います。
そんな状態でビジネスにしよう等とは微塵も思わないはずです。
お客さんは、実績だけでお店を選んでいるのではないのだから、
経歴や実績が無くともビジネスはできる
のです。
熱意や思いがビジネスに繋がるということを、いつも念頭に活動していただきたいです。
この点が、意外と多くの方に誤解されています。
そして同時に、知識や経験、スキルがあれば、そのまま収入に結びつくという誤解につながっている方も多くいらっしゃいます。
スキルを活かして
会社員のお給与を
上げていくのか
スキルを発展させ
新たにビジネス展開を
していくのか
転職や社内昇進のためであれば、
自分のスキルが、会社の収益にどう影響するのかを具体的にして欲しいですし、
起業や独立に向けて動き出すという方は、経営やマーケティングということに触れていただければと思います。
経営やマーケティング
ビジネスの立て方
については僕もお話しているので、ぜひ、ご参考にしてみてください。
僕自身、知識ゼロ・経験ゼロ・人脈ゼロ・資金ゼロで立ち上げました。
でも今では、自分でも想像もしなかった方法で、自分の経験やスキルを活かすことができています。
⇒詳しくはこちらでお話しています。
漠然と、転職とか起業ということを考えても、なかなか、どうしたらよいか分からないこともあると思います。
その時のご参考にと、ここまでお話してきましたが、身近に経営者の方がいらっしゃれば、詳しく聞いてみてください。
経営側の視点を知れたり
あらためて、
お客さんの目線を意識できる
と思います。
どうか、あなたが、
自分の目標を充実して達成できるよう願っています。
ここまでお読みくださって誠にありがとうございます。
また、読みに来てくださいね。
それでは、また。
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ひろのぶ
ビジネスの詳しい立て方はこちらでもお話しています。
⇒あなたのビジネスをここで見つけてみる!
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